2026年5月20日水曜日

奥様、お手をどうぞ 17

デル・ソル・バレー市警察がバリトン一家検挙に動いたのは、一本の電話がきっかけだったことは公にされていない
とある年配の女性(匿名希望)から寄せられた情報は、市警察にとっても非常に重大かつ重要な内容であった 
捜査が暗唱に乗り上げかけていたスピネリ一家襲撃事件のほぼ全容が明らかになったからである

(匿名の電話の主が誰であったのかは永遠の謎として残りはしたが)



ドニア「待たせたね、みんな」
ドニア「あんたらの仇は取ったよ」
ドニア「この手でバリトン一家をぶっ◯せなかったのは残念だけど」
せこし「にゃ」
ドニア「せこし?」
ドニア「生きていたんだね、おまえ」
ドニア「せこし、おまえも一緒に来るかい」
せこし「にゃあん♪」
ドニア「サンマイシューノでペントハウスでも買ってのんびり暮らそうじゃないか」
※注:ドニアがバリトン一家を襲撃した際、ちゃっかり地下金庫から多少の金品を拝借してきたことを補足しておく
※注2:墓地区画は「建築日々」さんよりお借りしています ありがとうございます



海と陸地の はざまに 1エーカーの
土地を 見つけて ちょうだい
パセリと セージ、ローズマリーに タイム♪
羊の角で 畑を耕し、胡椒の種を 蒔き
皮の鎌で その実を 収穫しておくれ♪
胡椒の実を ヒースで束ねたら
あたしたちは 恋人同士に 戻れるはず



謝辞:ようやく完結しました スピネリ一家の「手下ども」としてシムをお貸しくださった某Mさんに今一度、御礼申し上げます ありがとうございました
おまけ:オチをつけたがるのはプレイヤーの悪い癖です
「ヴラド、それ盆栽やない イーゼルや」「んなことわかっとるわい」


2026年5月19日火曜日

奥様、お手をどうぞ 16

*「臨時ニュースです」
*「デル・ソル・バレー市警察は本日、バリトン一家の本拠地を家宅捜索しました」
相手はなうてのギャング集団・バリトン一家である 
かなり抵抗されるのではという予想は覆された なぜなら、バリトン一家全員は著しく衰弱してその場に倒れ伏していたのだから
目立った外傷はないものの極度の貧血状態で、まともに口をきける者はいなかったと言う
回復を待ってバリトン一家への尋問が開始されたが、捜査員が再び面喰らう事態が起こった
2ヶ月前に起きたスピネリ一家襲撃について、彼らは(捜査員が訊ねていないことまで)ペラペラと自供したのだ 
捜査員のひとりは「こいつら、自分の意思でしゃべっているのか もしや催眠術にでもかかっているんじゃ」と述懐しているほどだ


(ところで)

(警官隊が突入する直前、バリトン一家が何者かに襲われたのは間違いないが)
(実際に何があったのかは彼らにもとうてい説明できないようであった)
ともあれ、スピネリ一家襲撃事件の実行犯としてほどなく司法の裁きを受けることになろう
*「なお、スピネリ一家のボス、ドニア・スピネリの所在は已然不明であるが、生存は絶望的と…」
始祖「ふっ あのばばあ」
始祖「想像以上に優秀だったな」