ドニア「ぶっちゃけ本音を言うと… ヴラド、あんたの第一印象は最悪だったよ 高慢ちきでいけ好かない野郎だと思った」
始祖「…皆さん、そうおっしゃいます」
ドニア「でも、このひと月一緒に暮らしてみてわかった」
ドニア「第一印象って全然当てにならないんだってこと」
始祖「……」
ドニア「あたし、マジであんたのこと好きになっちゃったかも🖤」
始祖「…もの好きだな」
ドニア「ヴラド?」
始祖「しゃべり疲れた 少し寝る」
ドニア「あんたが寝つくまで子守歌を歌ってやろうか」
始祖「貴様、俺をいくつだと思って」
始祖「……… 『スカボローフェア』を知ってるか」
ドニア「ん? サイモンとガーファンクルの?」
始祖「メロディが違う(※後述)が、まあいいか」
スカボローフェアに 行ったなら
パセリ、セージ、ローズマリーに タイム♪
こよなく 愛した あの娘(こ)に 伝えておくれ
…今でも おまえを 愛している、と♪
針も 糸も 使わずに 仕立てておくれ 麻のシャツ
枯れた 井戸で そのシャツを 洗ったら…
始祖「くーっ」
ドニア「おやまあ、本当に寝ちゃった」
始祖「すーっ」
ドニア「お・や・す・み、ヴラド」
海と 陸地の はざまに
1エーカーの 土地を 見つけてちょうだい
羊の角で 畑を耕し 胡椒の種を 蒔き
皮の鎌で その実を 収穫しておくれ♪
パセリと セージ、ローズマリーに タイム♪
胡椒の実を ヒースの花で 束ねたら
あたしたちは 恋人同士に 戻れるはず♫
※注:「スカボローフェア」には同一歌詞で別バージョンのメロディがある ドニアが歌ったのはこちら
パスカルが子守歌代わりに歌ったのはこちらである
2026年5月4日月曜日
2026年5月3日日曜日
2025年11月29日土曜日
2025年11月28日金曜日
子供の情景 12
お嬢「針も糸も使わずに 仕立てておくれ 麻のシャツ♫」
お嬢「枯れた井戸で そのシャツを洗ったら
僕らは 恋人同士に戻れるだろう♪」 お嬢「♫」 始祖「その歌、覚えていたのか」 始祖「うちの執事がサラ(=おまえの母親)の枕元で歌っていた子守歌だ」
お嬢「へえ」 始祖「おそらく、サラも幼いおまえの枕元でその歌を歌っていたんだろうな」
お嬢「不思議ね かあさまの顔もよく覚えていないのに」 始祖「今日から高校だろう ずっこけ3兄弟が迎えに来てるぞ、お嬢」 お嬢「行ってきます、おじさま」
始祖「ああ、気をつけてな」 パセリとセージ、ローズマリーにタイム♪ 呪文のように 繰り返す あなたが 受け取った 愛を 今度は あなたが 別の誰かに 注いでいく そうすれば 愛は 消えてなくなったりはしません 思いは つながってゆくのです スカボローフェアに 行ったなら パセリとセージ、ローズマリーに タイム♪ こよなく愛した あいつに 伝えておくれ …今でも おまえを 愛している、と♬
参照記事:存在の耐えられない重さ「時には昔の話を 1」
お嬢「枯れた井戸で そのシャツを洗ったら
僕らは 恋人同士に戻れるだろう♪」 お嬢「♫」 始祖「その歌、覚えていたのか」 始祖「うちの執事がサラ(=おまえの母親)の枕元で歌っていた子守歌だ」
お嬢「へえ」 始祖「おそらく、サラも幼いおまえの枕元でその歌を歌っていたんだろうな」
お嬢「不思議ね かあさまの顔もよく覚えていないのに」 始祖「今日から高校だろう ずっこけ3兄弟が迎えに来てるぞ、お嬢」 お嬢「行ってきます、おじさま」
始祖「ああ、気をつけてな」 パセリとセージ、ローズマリーにタイム♪ 呪文のように 繰り返す あなたが 受け取った 愛を 今度は あなたが 別の誰かに 注いでいく そうすれば 愛は 消えてなくなったりはしません 思いは つながってゆくのです スカボローフェアに 行ったなら パセリとセージ、ローズマリーに タイム♪ こよなく愛した あいつに 伝えておくれ …今でも おまえを 愛している、と♬
参照記事:存在の耐えられない重さ「時には昔の話を 1」
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