2025年9月7日日曜日

奥様、お手をどうぞ 9

パスカルに会ったのは俺が15の時、あいつはひとつ上の16※
※注:マイ設定では、ヴァンパイアも18歳で成人するまでは人間同様に歳を取る
表向きは「坊ちゃま」(すなわち俺) の身の回りの世話をする使用人
だが、実際は…
ヴァンパイア宗家の坊ちゃまの
専用の「餌」だった
仕事はまあ、そこそこできる男だったが
態度はまるでなってなかった
主を主と思わぬ物言いにカチンとくることがしばしばだった
ドニア「くすくす」
始祖「なぜそこで笑う?」
ドニア「ヴラド、あんたってさ相当へそ曲がりだから」
ドニア「『はい、ごもっともで』と言いなりになる奴では物足りないんじゃない?」
ドニア「むしろ自分に歯向かってくるくらいのほうが好ましいんでしょ」
返事がない、図星のようだ
始祖(…このばばあ、侮れん)
始祖「…まあ、それはともかく 俺があいつに関心を抱いたのはあいつの『心』がほとんど読めなかったからだ」
始祖「じい(=老執事)に言わせると、防御(ガード)が固くてヴァンパイアの読心術が効かない人間もごくまれに存在するらしい」
始祖「それでも、口で悪しざまに言うほどあいつは俺を嫌ってはいなかった…と思う(俺のうぬぼれかも知れんが)」
ドニア「…それで?」
なぜだか、じいがたいそうあいつを気に入って
いろいろ仕事を仕込んでいた
じいの望み通り、じいの死後、あいつはストラウド・マナーの執事になった
異母妹(いもうと)のサラにとって、パスカルは初恋の人だそうな… 趣味悪いな、あいつ


2025年9月3日水曜日

前夜Ⅲ

tumblrからの再録です スピネリ一家の手下どもは某Mさんからお借りしています




2025年9月1日月曜日

登場人物の紹介 2


ヴラディスラウス・ストラウド4世 通称「始祖様」 吸血鬼ストラウド一族を率いる長 

お嬢 本名不詳、テラ・コープランドは仮称 始祖様の異母妹サラの遺児

マツコ・ストラウド 始祖様のおば(先代始祖の異母妹) 呼称は「マツコ女史」 原型はギャラリーからお借りしています

エルヴィラ・スレイヤー※ 始祖様のいとこ セフレでもある

ウラジミール・シュリック※ エルヴィラ姐さんの元カレ 愛称は始祖様と同じく「ヴラド」 

※注:このふたり、のちにシナリオ「失くした恋の見つけ方」で共演しています

ヘムロック世帯 ご近所に住むヴァンパイア一家 娘のベリサマのベース(素体)はギャラリーからお借りしています 某Kさん、ありがとうございます

恋あせ世帯 ご近所さん・その2 


執事たちの沈黙



You TubeにUPしたサウンド・ノベルです タイトルの元ネタはお察しの通り「羊たちの沈黙」です(日本人にしか通用しない駄洒落ですみません) なぜ、ひとつの館に3人も執事がいるのかとのツッコミはご遠慮ください 回想シーンのみ「ザ・シムズ3」で作成しています