ドニア「ヴラド、この木はなあに?」
始祖「ん? ああ、ブラッドフルーツだ」
始祖「前作『ザ・シムズ3』では『血清フルーツ』なる木の実があったが、おそらくそれと同等品だろう」 ← メタ発言
ドニア「……… 『ザ・シムズ3』って何だよ」
始祖「ベジタリアンなヴァンパイアにとっては最高のおやつだ」
ドニア「ふうん」
ドニア(ちょっとリンゴに似ているかな)
始祖「何だ、これは?」
ドニア「ブラッドフルーツのパイさ リンゴの代わりにブラッドフルーツを使ってみたのさ」
始祖「…おまえ、これが俺の大好物だとなぜ知っている」
ドニア「え? そうなんだ 良かった♪」
始祖(…まずった)
ドニア「味はどう? 気に入ってくれた?」
始祖「まずくはないな また焼いたら食ってやらんこともない(意訳:とってもおいしいね また焼いてくれ)」
ドニア「………」
始祖「ん、急に黙りこくってどうした?」
ドニア「…… ちょっと昔のことを思い出して」
アップルパイはあたしの得意料理だった
いつだったか、ジャッコが急に怒り出した
俺のパイより、あやしのパイのほうがでかい えこひいきだって
あわや大げんかになりそうになった時、コナーが言ったんだ
それなら、ひと切れずつ重さを量ればいいじゃん
パイは5切れともまったく同じ重さだった
「ジャッコって誰だよ」とも「コナーって誰」とも、
ヴラドはあたしに訊ねはしなかった
彼もまた愛する者を喪う辛さも悲しみも知っているのだ
だから、黙ってあたしのとりとめもない話を聞いてくれた
ただ、あたしの気持ちに寄り添うために…
ドニア「ヴラド あんたって意外と優しいんだね」
始祖「は? 俺が優しいだって? ちゃんちゃらおかしくって、へそで茶を沸かすぜ」
ドニア「……」
そう、こいつは人からほめられるのが不得手のようだ
照れ隠しにぞんざいな物言いをする彼が、ますます好きになっていった
2026年4月24日金曜日
2025年11月29日土曜日
2025年11月28日金曜日
子供の情景 12
お嬢「針も糸も使わずに 仕立てておくれ 麻のシャツ♫」
お嬢「枯れた井戸で そのシャツを洗ったら
僕らは 恋人同士に戻れるだろう♪」 お嬢「♫」 始祖「その歌、覚えていたのか」 始祖「うちの執事がサラ(=おまえの母親)の枕元で歌っていた子守歌だ」
お嬢「へえ」 始祖「おそらく、サラも幼いおまえの枕元でその歌を歌っていたんだろうな」
お嬢「不思議ね かあさまの顔もよく覚えていないのに」 始祖「今日から高校だろう ずっこけ3兄弟が迎えに来てるぞ、お嬢」 お嬢「行ってきます、おじさま」
始祖「ああ、気をつけてな」 パセリとセージ、ローズマリーにタイム♪ 呪文のように 繰り返す あなたが 受け取った 愛を 今度は あなたが 別の誰かに 注いでいく そうすれば 愛は 消えてなくなったりはしません 思いは つながってゆくのです スカボローフェアに 行ったなら パセリとセージ、ローズマリーに タイム♪ こよなく愛した あいつに 伝えておくれ …今でも おまえを 愛している、と♬
参照記事:存在の耐えられない重さ「時には昔の話を 1」
お嬢「枯れた井戸で そのシャツを洗ったら
僕らは 恋人同士に戻れるだろう♪」 お嬢「♫」 始祖「その歌、覚えていたのか」 始祖「うちの執事がサラ(=おまえの母親)の枕元で歌っていた子守歌だ」
お嬢「へえ」 始祖「おそらく、サラも幼いおまえの枕元でその歌を歌っていたんだろうな」
お嬢「不思議ね かあさまの顔もよく覚えていないのに」 始祖「今日から高校だろう ずっこけ3兄弟が迎えに来てるぞ、お嬢」 お嬢「行ってきます、おじさま」
始祖「ああ、気をつけてな」 パセリとセージ、ローズマリーにタイム♪ 呪文のように 繰り返す あなたが 受け取った 愛を 今度は あなたが 別の誰かに 注いでいく そうすれば 愛は 消えてなくなったりはしません 思いは つながってゆくのです スカボローフェアに 行ったなら パセリとセージ、ローズマリーに タイム♪ こよなく愛した あいつに 伝えておくれ …今でも おまえを 愛している、と♬
参照記事:存在の耐えられない重さ「時には昔の話を 1」
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